今年の「桜を見る会」が新宿御苑で開催された。昨年は北朝鮮のミサイル騒ぎ、一昨年は東日本大震災のために中止となったため、開かれるのは3年ぶりである。昨年の12月26日に2期目の政権の座についたばかりの安倍晋三総理大臣が「大切なのは葉桜になってもまた咲くことだ。私ももう一度花を咲かせることが出来た」と演説をした。会場内には、原色の何やらけばけばしい衣装を着た女の子5人組がいるなと思ったら、「ももいろクローバーZ」ということだった。ただ、肝心の桜であるが、染井吉野はとうの昔に散ってしまい、日本庭園の方にわずかに八重桜が残っていた程度である。友人知人、職場の人たちと、また今年も元気だったといって記念写真を撮り、三々五々、桜のごとく散っていった。
そのあと、新装なった新宿御苑の大温室を見て回ったが、なかなかモダンな空間に、誠に綺麗に展示されていた。こうなると、昔の雑然とした温室が逆に懐かしくなるから、人間というのは勝手なものである。
桜を見る会と大温室(写 真)は、こちら。
(2013年 4月20日記)