東京ミレナリオ


 また今年も東京ミレナリオを見物しようと、地下鉄二重橋駅を降りて地上に上がったとたん、次から次へと涌いてくるような人の波を見て愕然とした。こんなに多いとは。明治神宮の初詣など、これに比べればかわいいものである。

 今年のミレナリオは第6回目で、過去5回の来場者数の合計は1,230万人とのこと。日本人がお祭り好きであることの良い例になる。ただ残念ながら、来年の第7回をもって終了するらしい。





(2004年12月25日記)



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天竜寺の前の紅葉


 11月27日に京都を訪れたときの、天竜寺の前の紅葉である。今年は暖冬であまり寒くないせいか、紅葉は、さほど赤くなってはいなかったが、それでも京都らしく、実に美しい色合いをしていた。




(2004年12月7日記)



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京都・清水寺


 11月27日に京都を訪れたときの、清水寺の紅葉である。その参拝の途中、人力車に乗った二人の舞妓さんを見かけ「あれこんなところに」とつぶやくと、案内の観光タクシーの運転手さんが「ああ、あれはオバケでっせ」という。「はぁ?」と不得要領でいると「観光に来ている娘さんが、ああいう格好で街を歩きたい、いわはりますねん。もちろん、着せてもらっている着物は、本物とは月とすっぽんですけどな」という。それにしてもオバケとはよく言ったものだ。京都の人は、やはり、こわい。






(2004年12月7日記)



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宝厳院の庭園


 京都は嵐山にある宝厳院の庭園である。私も京都にしばらく暮らしていたことがあるが、このような京都らしい落ち着いた庭園があるとは、とんと聞いたことがなかった。それもそのはずで、ごく最近、一般に開放されたという。この大石の風格と、それに乗っている緑の苔、さらには散らばる紅葉とを比べると、あらゆる煩悩がかき消えていくようである。美の極致とでもいえようか。




(2004年12月7日記)



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