新宿御苑
2004.11.10 Wednesday | by
悠々人生
おだやかな日曜日の昼下がりの新宿御苑である。遠くの方に建物が見えなければ、これが大都会・東京の、しかも一大歓楽街である新宿にある公園とは思えないほど、のんびりした風景である。画面の手前のところで芝生につっぷして倒れている男の人の無防備なところや、それから左手や右手にいるカップルの仲睦まじい様子などがとても良い。
この画題は、イギリスの風景画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの描く一幅の風景画を彷彿とさせる。ちなみにターナーは、風景画家なのに黄色ばかりを使って、鮮やかな緑色を描くのが嫌いだったそうだ。その意味でも、この写真は。誠にターナー風である。
ちょうど11月の初旬だったので、長い伝統を誇る「菊花壇展」を開催していて園内は賑わってはいたものの、それにしてもこの自然そのままの景色と、つくろぐ人々の姿、これらを切り取って一幅の絵にして、永遠に飾っておきたいほどである。
(2004年11月10日記)
カテゴリ:
表紙の写真 |
22:51 | - | - | - |
芸術の秋(根津神社の楼門)
2004.11.03 Wednesday | by
悠々人生
秋もたけなわ。根津神社に足を向けると、国指定重要文化財の楼門の赤い姿が美しい。その前で、3〜4人の芸大の学生がキャンバスを広げて水彩画の写生をしている。ふうむ、なかなか、上手である。
(2004年11月3日記)
カテゴリ:
表紙の写真 |
22:09 | - | - | - |