中学生時代


 近くの根津神社から聞こえてくる笛と太鼓の音につられて出かけてみると、今日は大祭の日。縁日の店が出ていて、まだ日が高いというのに賑わい始めている。その中を歩く、中学生らしき三人連れ。やったことがあるなぁ、こんな格好。時代を超えても、なかなか変わらないものである。

 それにしてもこの辺りは、西日暮里に駄菓子問屋街がまだ残っているとおり(ただし、再開発の波にのみこまれようとしている)、昔ながらの生活がまだ息づいているのは、とても良いことである。





(2004年9月18日記)




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下町の家の玄関


 ここ東京の谷中・根津・千駄木地区は、戦争で焼け残った家もあって、ごく最近まで入り組んだ路地に木造家屋が密集していて、災害が起こった場合の危険度は、非常に高い。

 しかし近年は、家屋の立替えが徐々に進んで、新しい家が立ち並ぶようになったが、それでも昔の下町の雰囲気は、しっかりと残っている。これは路地に面した小さな家のたたき、つまり上がり口だが、家の小ささを逆手にとって、小さなぽっくりにミニチュアの獅子おどしを沿え、まるで大きなお屋敷に入っていくようである。とっても、面白い趣向ではないか。





(2004年9月5日記)




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