向島百花園 


 家からちょっと、川を越えたところに、向島百花園というものがあり、江戸時代からの庭園である。ここでは、子供の頃にしばしば見かけた、いまや懐かしい日本古来の草々にお目にかかることができるところで、その大半は昔は雑草のたぐいだったものだ。ススキ、彼岸花、エノコロ草、ツユクサ・・・、それに小川に沢山いたメダカ、これも絶滅に瀕しているらしい。小鮒釣りしあの川は、時のかなたに消えてしまっただけでなくそもそもこの世から消滅しつつある。

 それはともかく、百花園では、ちょうどいま、萩のトンネルがまっさかりで、60メートルの可憐な花のトンネルを抜けるのがこの季節の楽しみである。





(2002年9月22日記)




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栗の季節


 いやあ、やっと秋になったかという感じである。それにしても、今年の夏は暑かった。そもそも5月くらいから、30度の熱帯夜の日々が続いて、これはどうなることやらと思ったものだが、その予感は的中し、毎晩エアコンを効かさないと寝られないという夏だった。

 これは、花屋さんで見かけた栗を、家内が撮ったもの。彼女が最近買ったデジカメは、私のより、ずっと薄くて小さくて、はるかに高性能である。





(2002年9月9日記)


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