カレーの木


 新宿御苑の温室を歩いていると、おいしいカレーの香りがした。何でこんなところでカレーを売っているのかと思ったが、とんでもない誤解だった。香ばしいカレーの元は、この木で、カレーパイン・ノウセンカズラ科(Bignonia Capreolata L.)、北米原産とのこと。本当に、お腹がすくくらいの、いい匂いだった。

 近くを歩いていたアメリカ人らしき二人連れが、「これ、知っていた?」「いや、まったく知らなかった」と言い合っていたので、おかしかった。





(2002年4月20日記)




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早稲田の春


 新年度を迎え、あちこちで入学の季節を迎えた。私の親戚のお子さんも、めでたく早稲田大学に入学した。そこで、家内と二人で励ましにと、大学のすぐ近くにある下宿に行ってみた。なかなか近くにあっていいアパートである。そのあと、構内を散歩してみた。うーーん、昔、私もここの政経を受けたことがあるので、こうして構内を散歩するのはかれこれ30年ぶりである。それにしても、建物自体は、以前とあまり変わっていないなあ。講堂が、ちょっときれいになったぐらいだ。

 いろいろなクラブが新入生を獲得しようと頑張っている。やたら金髪が多いものだから、外国人留学生かと思ったら、何だ日本人か。それにしても紛らわしい。その中のひとりにぶつかったので、思わず反射的に英語で「Sorry!」と言ってしまったほどだ。んっ、あの模型はといえば、やはり鉄道研究会なつかしい名前だ。まだあったんだ。「攻究会?」なんのことだろう。こっちでは演説しているし、それも当然、あれが弁論部か・・・それにしてもねぇ。

 あれあれ、あそこでは網タイツをはいてギターをつま弾くお姉さんまでいる。池袋駅裏の飲み屋街ではないんだから・・。しかし、やっぱりそれに釣られて、ふらふらと近づいていくニキビ顔の男の子もいる。はははっ、免疫がないみたいだな。おっと、よそ見していると、人にまたぶつかりそうだ。それにしても、これは縁日みたいな日だ・・・。




 というわけで、ふらふら見回ったあとに最初に入ったキャンバス・ショップで見つけたのが、この熊さん。大隈重信を模したらしくて、もっているのがステッキである。ひとつひとつもいいが、こうして集団で見るのもまた、かわいいではないか。小豆色の早稲田カラーのマグカップを買ってしまった。



(後日談)
 このマグカップはなかなか口当たりがよくて非常に使い良く、三年たったいまでも、まだ愛用している。そうだ、今度は慶応のも買って、家で早慶を比べてみよう。





(2002年4月7日記)




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お茶の水の像


 これを見て、どう思います?何だかとっても愉快な感じがしませんか。休日のある日、お茶の水あたりをぶらぶらとしていると、見つけたのです。三井海上火災の建物の敷地内でした。木が生い茂っていて、台座の碑名はよく見えなかったのですが、「彗」と書いてあったような気がします。問題は、私の家内がこの写真と私とを見比べて、急に笑い出したことです。どうしたことか・・・。いやだな、顔がこれに近づいたのか・・まさか。きょうは、エイプリル・フールだった。




(2002年4月1日記)




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