<< 東北三大祭りの旅 | main | ベトナムの水上人形劇 >>
徒然280.浅草サンバカーニバル 2014

IMAGE01.jpg


 昨年秋にキヤノンの新しいカメラEOS 70Dを購入して以来、近所の古河庭園の薔薇東北の桜などの花、北海道の雄大な風景、東北のお祭りの夜景の夜景などを撮ってきた。しかし、まだ動きの早い被写体を撮ったことがない。そういうもので、何か良い題材はないかと思っていた。そうした中、そういえば今日は、浅草サンバカーニバルのある日だと思い出した。あれは見た目が派手な上に、動きも激しいから、撮るのはなかなか難しい。そうだ、これはEOS 70Dの性能を確かめる良い機会だと思い付き、急に行ってみる気になった。

IMAGE01.jpg


IMAGE01.jpg


 パレードは午後1時半から開始されて午後6時ごろまで続くようだが、開始の15分前に着こうと思い、超望遠レンズのセットをし、日焼け止めまで塗り、準備万端を整えて0時45分に家を出たとたん、にわか雨が降って来た。天気予報では雨は夕方から降るということだったのにと、がっかりしたが、新しいカメラを濡らすわけにもいかない。いずれにせよ、お天気には勝てない。仕方がないので、そのまま家に戻ってパソコンを立ち上げて仕事をしていたら、雨が収まったようだ。そこで、2時頃からまた出掛けて、2時半過ぎに田原町駅で降りた。そこからパレードの終着地点まではほんの数分である。ところが、パレードはもう始まっているから、歩道は既に黒山の人だかりである。その中で何とかカメラを構えさせてもらえそうな場所を見つけたが、そこは前の人が作る列から数えて4〜5列も後という有様で、最後尾だ。でも、下手な鉄砲も数打てば当たるように、1秒間に7枚も撮ることが可能なこのカメラの性能を試すことが出来る。しかし、前にはたくさんの見物人がいるが、これはどうしようか・・・両手を伸ばしてカメラを支え、液晶画面を見ながら撮るしかない。幸い、チルト機構といって液晶画面を傾けられるので、それを見上げる形で撮ることが出来る。

IMAGE01.jpg


 そういういささか無理な体制で、パレードの写真を撮り始めたのだが、視野を広くとると、下に人の頭が写り込んだり、車道との間の柵が入り込んでしまったり、あるいは踊り子さんの前にいる係りの人が邪魔になったりと、なかなかうまくいかない。仕方がないので、全景を撮るのを諦め、その代わり超望遠レンズを使って、空いている空間から撮ることの出来る被写体を選ぶことにした。カメラの設定は、まず対象の動きが激しいからシャッター速度は1000分の1あるいはもっと小さくし、連写は最高の1秒間7枚、加えて踊り子さんの衣裳が派手なので色具合は鮮やかになるようにした。そんなことで、その撮ることが出来る空間に踊り子さんが入ったら、両手を伸ばしてカメラを抱えてシャッターを押し、ダダダダという機関銃のような連写の音を響かせて直ぐに止めるということを30分ほど繰り返した。何しろ両手を上げる無理な体制だった上に、サンバのリズムを流すスピーカーを乗せた車両のそのボリュームが最大限に設定されていて、まるで工事現場の大騒音に曝されているような気分になってきた。つまり、思うようには撮れないし、耳がおかしくなりかねないほどうるさいしで、それに暑さも加わり、いやはや三重苦だ。それやこれやで30分ほど頑張ったが、いつしか急にやる気が失せて、パレードの半ばでもう帰ってきてしまった。特に、大音響のスピーカーが酷かった。あれ以上あの場にいたら、きっと大事な耳がどうかなりはしないかと、心配するほどだった。今度見物するときは、耳栓をすべきだろう。もっとも、それがとても暑い日だったら、耳栓をするか、暑さをこらえるかの二者択一を迫られるかもしれない。幸いこの日は、雨が降ったおかげで気温は27度ほどで、昨日まで連日33〜34度が続いていたことを思えば、身体は比較的、楽だった。

IMAGE01.jpg


 家に帰ってから、その日に撮った写真を整理した。何しろそんな無理な体制で撮ったものだし、パレード中の激しい踊りだから、たまたまカメラを構えた瞬間、そのカメラの方を向いてくれるとは限らない。むしろ踊り子さんがあさっての方向ばかりを向いていたり、肝心の顔が切れて胴体しか写っていなかったりする。そういうものだから、ちゃんとした構図で収まっているのはあまりなく、総じて出来損ないの写真ばかりだった。でも、中にはあのサンバのウキウキするリズムに合わせて、乗りに乗っているお祭りの雰囲気を伝えるものも少しはあった。それをこのブログに載せておきたい。例えば、冒頭のブラジル人女性の踊り子さん、惚れぼれするほどあの鳥の羽コスチュームが似合っている。その次のブラジル人女性は、お祭りの高揚感か、恍惚の感が極まった表情である。ただし、手前の誰かの頭の毛が写真に写り込んでいるのが誠に残念至極。まあ、これらの本場の女性が派手に踊り回っている一方、踊り子さんをやっている日本人女性といえば、最後の写真にある方が典型である。この方はなかなかコスチュームが似合っていらっしゃるけれど、本場のブラジル人女性と比べれば、そもそも体型が華奢で、その迫力が違うということを改めて思い知らされた。やはり、浴衣に下駄をつっかけ、団扇を背中にさして盆踊りをするのがお似合いの体つきである。話は変わるが、このカメラEOS 70Dは、高性能であるだけに、なかなか残酷な場面も捉えている。例えば、遠目では誠に美しい日本人女性の踊り子さん、写真に撮ったら、中年肥りになりつつあるとみえ、お腹の周りがタッポタッポとだぶついているのが写り込んでいた。写真に撮らなければよかった。

IMAGE01.jpg






(2014年8月23日記)


カテゴリ:徒然の記 | 23:03 | - | - | - |