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徒然275.2014年の新年のご挨拶
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(注)河口湖の忍野八海から見た富士山 (平成25年12月29日撮影)


 明けまして、おめでとうございます。

 昨年は、私は第2の職業人生として司法の道を歩み始め、また近くに初孫が引っ越して来るなど、公私ともに色々と多忙な年でした。とりわけ前職の仕事ではたくさんの皆様からご支援をいただいて、心から感謝申し上げます。後ろ髪を引かれる思いで職を離れたわけですが、信念を貫き通すにはこの結果を受け入れるしかないと思った次第です。

 さてその第2の職業人生ですが、同じ法律分野ではあるものの、法規範の「定立」ではなくて「適用」なので、共通するところは多い反面、違いも際立っていると思うようになりました。たとえば、前職ではすっぽりと抜けていた「証拠の評価」がそのひとつです。同じ事実に基づいて、これを証拠として採用するかどうかという問題であり、また、いったん証拠として採用されても、これをいかに解釈するかという問題です。それを当事者どうし、あるいは検察官と弁護人どうしが、百八十度違う解釈を展開するというのが普通の事件です。もちろん、一見して無理な立論を展開している場合も多いのですが、双方が優秀だと、一瞥した程度ではその真偽が容易にはわからないような巧妙なる理論を展開するので解釈に頭を悩ませるわけです。そうしたとき、どのように解決しているのか色々と観察したところ、法律の文理解釈一本やりで進めていく人、特に民事では当事者の間のバランスを重視して最適な解決を模索しようとする人など、実に様々です。その中で自分なりの道を見つけていこうと思っているところです。

 今年は、果たしてどのような年になるのでしょうか。経済面では、株価など経済指標が引き続き上昇し円安がますます進んで行くことから、長年のデフレ傾向からようやく脱却できることでしょう。しかし、4月からの消費税の5%から8%への引き上げ直後に景気の腰折れが起きないかどうか。アメリカの絶好調の経済に変調が生じてそれが日本経済に悪影響が生じないかが気掛かりです。政治面では、憲法9条の解釈変更のようなことが本当に試みられるのか、これが本当だとすれば、法治国家としての我が国の在り方が問われようとしていると思います。

 内外ともに多事多難な昨今ですが、皆様もお身体を大切にされ、引き続きご活躍ください。私も、日常の仕事を通じて、歴史に残るような良い仕事をしたいと思っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。



(注)富士急ハイランドホテルのお正月飾り


(注)富士急ハイランドホテルのお正月飾り (平成25年12月29日撮影)




(2014年 1月 1日記)


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