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新型標準レンズ

新型標準レンズ


 私の持っているオリンパスE−P3にいつも付けている、標準3倍ズームレンズ「M. ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F.3.5-5.6 」(35mm判換算で、28-84mm相当)の調子が悪くなってきた。このレンズは、ともかく軽量小型で高性能だから気に入っている。これさえチョンとカメラボディの前にくっつけておけば、目の前の被写体はもちろん、3倍の望遠なので少々遠くの被写体でも、画面の真ん中に持ってくることが出来る。それだけでなく、3倍となるギリギリいっぱいにしてマクロ撮影的なことをするようなことも可能で、しかもそうやると背景をボケさせることができる。だから、景色だけでなく、花を撮るにもとっても手軽なのだ。私が持っているオリンパスE−P1とE−P3の二台のカメラでは、過去3年間ほとんどこのレンズを使ってきた。もう何万枚の写真を撮ったことやら・・・というわけである。

 ところが、その標準レンズの調子が悪くなったのである。というのは、撮り終わってスイッチを切ったときに、先頭のレンズ部分がガガカッと妙な音を立てるようになってしまったことである。今までこのレンズの良いところばかりを述べてきたが、このレンズの悪いところは、撮り始めのときに手動で胴を繰り出さなければならないところである。これを忘れてスイッチをオンにすると、画面に「レンズの状態を確認してください」と出る。まあこれは、コンパクトなレンズにするためにモーターを使わず、最初だけ手動にしたというところだろう。それで、スイッチを切って再び手動で胴を収納するのだけれど、そのスイッチを切るときに、レンズの先端がちょっと回る。そのときこれまでは静かにちょっと回るだけだったのに、最近は変な音を立てるのである。これは、壊れる前触れかもしれないと思うようになった。




旧型標準レンズ


 実はこの標準3倍ズームレンズは、最初に買ったE−P1のときのレンズで、それをE−P3でもそのまま使い続けている。だから、もう3年以上も絶え間なく使っているので、さすがの精密機械も悲鳴を上げているのかもしれない。ではもう取換え時かと思って、その第2世代に相当するE−P3の標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II 」はいくらかネットを調べてみた。すると、最近は何もこの標準望遠レンズにこだわらなくても、たった一本のレンズで標準望遠レンズと本格的マクロレンズの役割を果たすものが売り出されていることがわかった。発売日は2012年1月27日で、もう8ヶ月以上経っているからネット上のコメントを調べてみると、なかなか評判も良い。やや全長が長いというのは困るが、標準望遠もマクロも一本のレンズで間に合わせたいという私のような物ぐさにはぴったりだ。それで、買うことにした。そう思い立ったのが6日(土)の午後11時半頃で、楽天にしようかアマゾンにしようかと思ったが、楽天は買った後に次々と広告メールが来て、それらをいちいち配信停止にするのがとても面倒だ。アマゾンを選んで調べると、ちゃんと在庫があって、しかもレンズフードやプロテクターもある。10分もしないうちに購入手続は終わり、午後11時43分に確認のメールが来た。購入したのは、次の通りである。配送料は無料とのこと。

 (1) OLYMPUS マイクロ一眼レンズ防塵 防滴 電動ズーム M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 34,178円
 (2) OLYMPUS PEN用 LH-55B レンズフード 3,518円
 (3) KENKO 52S PRO1D プロテクター(W)ワイド 1,584円

 そして、驚いたことに、8日(月)の午前9時には届けられた。早い! 発注してから、まだ33時間しか経っていない。これは、3連休中だったからまだ遅かった方で、平日だともっと早いのかもしれない。アマゾンは、年々、進化している。これほど迅速な出荷をするには大量かつ多種類の在庫を抱える必要があるが、そうならないように、販売と在庫を一貫して管理するシステムと、自動出荷倉庫システムのようなものを組み合わせて、そのような離れ業が出来るのだろう。このアメリカ系企業のシステム設営能力を、日本企業も見習うべきだ。しかしそれにしても、iPhoneひとつ操作できない。その意味も理解できないという、そもそもITが何たるかをわからないトップが牛耳っている日本企業が多い。そうであるなら、もう全くもって、何をかいわんやである。




上野公園噴水の周辺



上野公園噴水の周辺に置かれた芸大の学生さんたちが作った、稲わらのこけし人形


 それはともかく、今朝着いたその「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」、長いので「新型標準レンズ」と短くして呼ぶことにするが・・・防塵・防滴の仕様だった。これは便利だ・・・小雨なら気にしなくてよいかもしれない。でも、肝心のカメラ本体がそうではないから・・・やっぱり、ダメか。ま、ともかくそれを持って、少し浮き浮きする気持ちになりながら、家内と二人で上野公園方面へと歩いていく。お昼だから、途中、伊豆榮の梅川亭に立ち寄って、鰻を食べた。上野公園では、新しくなった噴水の周辺に、大根やら稲穂やら蕎麦が植えてある不思議な展示があり、その前にも、鏡のように反射する大きな壁が斜めに置いてあるオブジェがあって、なかなか面白い。それだけでなく、芸大の学生さんたちが作った、稲わらのこけし人形のようなものもある。それらを眺めていると、東京の真ん中にいるにもかかわらず、日本のどこかの田舎にいるような気になるから不思議である。



> 蕎麦のピンク色の花


 さて、肝心の新型標準レンズであるが、その脇にあるマクロボタンを押しながらズームリングを前にスライドするとマクロモードになり、この状態でレンズの焦点距離は43mmで固定されるから、それで撮ることになる。眼の前にあった唐辛子を撮ってみたが、被写体があまりにも平坦すぎて、果たしてマクロになったかどうか、良くわからなかった。最初のマクロ写真の被写体としては相応しくなかったなと思いながら、今度はピンク色の蕎麦の花を撮った。それを見ると、確かに周辺がボケている。色もなかなか綺麗である。ああ、これなら実際に使えるようだ。次に、マクロモードからズームリングを戻して胴体の真ん中にもってくると電動ズームになる。その状態で撮りたい倍率になるよう手で前後に動かすと、その動きを電動で助けてくれて、ピントが決まる。動作音は全くせず、非常になめらかで、実に気持ちよく動いてくれる。これは、撮りやすい。気のせいか、前のレンズより、オート・フォーカスが速くなった感もある。撮った写真を家で見てみたが、色彩が良くて、満足できるものだ。この買い物は、良かったと思う。さてまた、このレンズをEーP3の前に付けて、面白い写真を撮りに行って来よう。



鏡のように反射する大きな壁が斜めに置いてあるオブジェ



鏡のように反射する大きな壁が斜めに置いてあるオブジェ





(2012年10月 8日記)


  
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