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徒然234.豊島園の紫陽花

豊島園の紫陽花



 豊島園の紫陽花(写 真)は、こちらから。


 東京はきのうから入梅ということであるが、しとしとと一日中霧雨が続いた前日とは打って変わって、きょうは晴れてしまった。めずらしく天気予報が当たった。しかも、気温は26度とかなり暑い。では、せっかくの晴れ間だから写真を撮りに行くとして、紫陽花にしようか、それとも花菖蒲にしようかと迷った末、久しぶりに豊島園の紫陽花を見に行こうかということになった。自宅から池袋回りで西武線経由、新宿回り大江戸線経由という2つのルートがあるが、確か7年前に見に行ったときは新宿回りだった。そのときにはなかったiPhoneの乗換案内で調べたところ、所要時間も料金も、さほどの差はない。大江戸線は階段の上り下りがきつくてたまらないので、西武線経由で行ってみた。



豊島園の紫陽花


 いかにも遊園地らしい入り口をくぐって中に入る。周りは、小さなお子さん連れの家族ばかり。まだまだ、こういう健全な家族の姿がある限り、日本は大丈夫だと思ったその矢先・・・あれあれ妙な連中がいる。紫の長い髪に真っ黄色の和服を着ている。その隣には真っ黄色の髪で真っ黒の衣装、金のベルトに幕末の新政府軍の軍服、それに番傘を持って刀を差している。緑色のネズミの格好をした3人連れが通りかかった・・・何なんだ、この連中は?まるで漫画の世界から抜け出てきたみたいだ。そこでハタと気が付く。これって、いわゆる「コスプレ」というものか?



豊島園の紫陽花


 家族連れであふれる遊園地内のあちこちで、そういう連中が跳梁跋扈している。申し合わせたようにたいていが3〜4人のひと組で、お互いに写真を撮りっこしている。ただし、別に害はない。着いたばかりだが、ちょっとお茶でも飲もうとベンチに座り、たまたま前に座った同年代の夫婦と言葉を交わす。

「いったい、何なんでしょうね。あの連中は。あれって、格好良いとでも思っているんですかねぇ」

「いやまったく、番傘とか、狐のお面とか、刀なんて、20歳近くの子が喜ぶものですかねぇ」

「あれれ、ネズミの格好をした3人組が来ましたよ。ネズミなんて、あんな汚らしいものにねぇ」

「コスプレっていうんですかねぇ。我々の小さい頃には、母親から漫画なんて読むと馬鹿になるからやめなさいって言われたれど、ようやくその意味がいまわかったような気がします」  (一同、大笑い)




豊島園の紫陽花


 とまあ、思わぬことで寄り道をしたけれど、遊園地の端に、目指す紫陽花の一角があり、そちらに向かう。あった、あった。紫陽花をひとつひとつ、撮っていく。大輪の紫陽花と、いわゆるガク紫陽花とがあり、色も土が酸性のときは青色に、アルカリ性のときは赤色になるというが、実際には、青、ピンク、赤、淡い紫、そしてこれらが組み合わさったものと、ますます複雑になっている。7年前は140種だったものが、今では200種だという。一般に西洋紫陽花は、普通に見かける大きな花であるが、それに比べて日本古来の紫陽花は、花が小さくてチマチマしている。それにもかかわらず、たとえば楊貴妃などと大げさなネーミングをするから、実際に見る花とのイメージのギャップが大きくなって、かえって良くない気がする。いや、これというのも、広い世の中を知らないからなのかもしれない。まるで現在の日本を象徴しているような感がする。写真を撮りに撮ったせいか、この日はいささか疲れてしまった。



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花



豊島園の紫陽花







 豊島園の紫陽花(2005年)


(2012年 6月10日記)


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