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徒然232.神代植物公園の春の花

芍薬「みらい」


 神代植物公園[睡蓮等](写 真)

 神代植物公園[薔薇機蓮兵 真)
 神代植物公園[薔薇供蓮兵 真)
 神代植物公園[薔薇掘蓮兵 真)

 調布近くの都立神代植物公園に、春の薔薇を見に行ってきた。前回は、昨年の秋に行ったので、これで秋と春の薔薇を見たことになる。どちらも美しいが、やはり春の薔薇の方が生き生きとしている。ちなみにこの季節には、薔薇とあわせて、芍薬(しゃくやく)も咲き誇り、熱帯植物園の花たちも今が盛りのようで、とりわけ睡蓮が綺麗だったので、感激した。

芍薬「滝の粧」


 今回は、京王線つつじヶ丘駅からバスに乗って神代植物公園前で降りるルートで行った。すぐそこが正面入り口である。入って右手に進むと、しゃくやく園がある。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の、あの芍薬であり、美人の代名詞だ。この美人、見に行ったときにはやや盛りを過ぎた頃ではあったが、それでも大いに咲き誇っていた。奥ゆかしく咲いている芍薬などひとつもなくて、どの花も派手にドーンとそこにあるという印象を受けるほど大きいる。たとえば「みらい」という芍薬は、一重の花びらの花で、その中央部に黄色の雄蕊が大きく発達している。しかもその色といえばとても濃い赤ピンクであることから、非常に目立つ。そうかと思うと、「滝の粧(たきのよそおい)」という芍薬は、運動会などでティッシュペーパーを使って作られる造花のように、何重にも花びらが重なっている。それが白色だけに清楚な印象すら受ける。

芍薬「金雲」


 そうかと思うと、「金雲」という芍薬は、ピンクの一重だが真ん中の大きな雄蕊は白っぽくて、これはこれなりになかなか派手な花である。それにしても、芍薬のネーミングは、いったいなぜそうなのか、よくわからないことが多い。たとえば、「君が代」とか「紫雲彩」、「信濃の春」というのは、花の印象や地名で付けたらしいことはわかるが、「たく駝の楽」(たくだのたのしみ)とかいうのは、いくら眺めていてもその命名の理由がわからない。文字通り、庭師の楽しみなのか・・・まさか・・・。

ジェネラルパーシング


GTムーア


セントルイス・ゴールド


 温室に入り、睡蓮池の方へと急ぐ。ははあ、今が真っ盛りのようで、ほぼすべての睡蓮が咲いている。望遠レンズを取り出してひとつひとつ撮っていく。薄いピンク色のジェネラルパーシング、青くて、いかにも睡蓮ですと言っているようなGTムーア、ああ黄色もきれいだと感激するセントルイス・ゴールド、真っ白なホワイトパールとミセスエドワーズ、いずれも一度に見るのは初めてだ。

ホワイトパール


パキスタス・ルテア


ヘリコニア


 温室の入り口にまた戻にった。左手にバナナの実が成っている。ああ、懐かしいパキスタス・ルテアとヘリコニアがある。これらは、東南アジアに住んでいたときに、近所の家の玄関や庭にあったものだ。パキスタス・ルテアは黄色い細長い花にとぼけた様な白い羽のようなものか付いていて、面白い。ヘリコニアは熱帯の鳥の派手な嘴のようなものが左右交互に生えているから、これまた人の目を引く花だ。その辺りを通り過ぎてしばらく進むと、ナンヨウザクラが咲いているし、パピルスもある。おやおや、メディニラという花が咲いているのをはじめて見た。カカオの実が枝から直接、生えてしかも鈴なりだ。

ナンヨウザクラ


パピルス


メディニラ


カカオの実


 夜来香(イエライシャン)が咲いている。これも、初めてだ。黄色くて小さな花がたくさん集まっている。かすかに、良い香りがする。夜来香といっても、その意味がわかるのは、李香蘭(山口淑子)のヒット曲として耳に馴染んだ戦中派の人々だろう。私も小さい頃、母が歌うのを聞いて、そんな歌かとわずかに覚えている程度だ。ただし私は、麗君(テレサ・テン)の歌として知っている。

夜来香(イエライシャン)


ベゴニア


 さて、温室の最後は、数々のベゴニアである。薔薇でも芍薬でも育種家が付けた名前があるのに、不思議なことに、こちらのベゴニアには、名前がない。だから、いろいろな色や形のベゴニアとしか、表現できないのは、残念なことである。花自体は、薔薇や芍薬とさほどの違いはないと思うのだが、なぜだろう。

ベゴニア





神代植物公園の薔薇園


 さて、次は神代植物公園の薔薇園なのだが、現場での説明板には「このばら園は、1960年に日米親善のため、ロスアンゼルス市長から贈られてきた約80品種のバラをもとにしてつくられました。現在、四季咲大輪(HT)、中輪房咲(Fib)、ツルバラ(CI)、原種など各国のバラが約300品類、5000本が植えられています」とある。ともかく薔薇の種類も数も非常に多くて、それをやっとの思いでWebページ3つにまとめた。まあ、ともあれそれを見ていただきたい。純粋に花の色と形に驚嘆するもよし、各品種の薔薇に付けられた名前と比較して楽しむもよし、何回見直しても、見飽きないと思うが、どうであろうか。 (数字は、各Webページ内の写真番号)


第1部関係で気に入った薔薇

 006 つるスーパースター


 017 つるブルームーン


 050 モンパルナス


 057 チャイコフスキー


 091 聖 火


 105 ドクターファウスト


第2部関係で気に入った薔薇

 010 クイーン・エリザベス


 014 ホワイトクリスマス


 015 ファルツァー


 036 ヘレントローベル


 053 バニラパフューム


 067 夕霧(ゆうぎり)


 106 プリンセスモナコ


 130 マジョレット


第3部関係で気に入った薔薇

 004 朝雲(あさぐも)


 012 メルヘンケニギン


 015 芳純(ほうじゅん)


 030 秋月(しゅうげつ)


 032 ダイアナ


 044 ダブルデライト





(2012年 5月27日記)


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