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徒然193.御座船 安宅丸

御座船 安宅丸


 日の出桟橋から東京湾内を往復する御座船(ござぶね)安宅丸(あたけまる)という船に乗ってきた。いただいたパンフレットによると、安宅丸は、寛永9年(1634年)に徳川家光が新造した幕府の御座船として1682年まで江戸防衛に当たった船らしいが、その名称を付けたという。昨15日からの運行を始めたらしくて、何でも、20年以上も瀬戸内海において「備州」という名で運行されていた船だったが、これを東京湾に持ってきたもののようだ。船の定員は、500名もあるという。写真を見たらわかるが、操舵室は、館の屋根みたいで、そのうしろの甲板と同じ高さには、貴賓室つまりグリーン・ルームがあって見晴らしは抜群であるが、椅子が小さくて、あまり居住性がよくないように見える。一段下になるが、大きな松の木が描かれた畳敷きの大広間の方が、リラックスできる。ここで宴会でもすれば、ちょうど良い。

御座船 安宅丸


 そのほか、船内のあちらこちらに、安土桃山時代から徳川時代にかけての意匠が見受けられる。燈籠や鹿威しもあるし、日本地図はルイス・フロイスのものみたいだ。さきほど触れた畳敷きの大広間の格子天井には、金地でそれらしき和風の絵が描かれている。外甲板に出てマストを見上げると、帆のようなものがある。ただし、近づいてその材料をよく見ると、漁網のようだった。まあしかし、遠くから見ると、それらしく見えるから面白い。

御座船 安宅丸


 運行ルートは、日の出桟橋から船の科学館の間を片道40分で行ったり来たりするだけだが、甲板に出てみると、レインボー・ブリッジをくぐるときや、お台場のフジテレビやホテル日航を見たりするのも良い。到着地点の船の科学館には、南極観測船の宗谷や青函連絡船の羊蹄丸がある。ただ、あとの二つの船は、私の年代の人間には、その名を聞くと懐かしい気がするが、最近の人にとっては、何の事やらわからないかもしれない。まあ、それより、東京湾のすがすがしい空気を吸いながら、船のスピード感と、流れる景色を楽しむということだろう。そのうち、屋形船代わりに一杯やろうということになるかもしれない。

御座船 安宅丸


御座船 安宅丸





 御座船 安宅丸(写 真)は、こちらから。


(2011年 4月16日記)

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