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東日本大震災 [Day35]
 4月14日となった。この日は、ふたつの情報が注目を集めた。まず、原子力安全保安院の発表によると、今回の福島第一原子力発電所の事故によって外部に放出された放射性物質の量は、第一号機から第三号機までの原子炉内にもともと存在した量の高々2%程度だという。その内訳は、原子炉が停止する前にはヨウ素131が610万テラベクレル、セシウム137が71万テラベクレルあったが、放出されたものはそれぞれ2%に相当する13万テラベクレルと、0.9%に相当する6100万テラベクレルである。

 いまひとつは、いままで聞いたこともないような日本原子力学会事故調査委員会というものが出てきて、こんな発表を行った。それは、第一号機から第三号機までの原子炉内では、一時、炉心燃料棒の一部が露出したことからその部分が溶け落ち、それが数ミリメートルのペレット状の粒になって炉心の底に溜まっている。しかし、これらは注入された水で冷やされていることから、固体状に固まっていて安定している。だから、一時心配されたように溶融した燃料棒が2000度を超える高温となって原子炉格納容器に穴を開けるというようなおそれはない。ただし、注水を続けていく必要があるというのである。現に、原子炉底部の温度は低いから、それが何よりの証拠というわけである。これが本当なら、安心材料となる。



(2011年 4月14日記)


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